江南の春 中国の緑茶の旅
- naokochazen
- 13 時間前
- 読了時間: 3分
こんにちは
茶禅草堂の浄心(岩咲ナオコ)です。
清明から穀雨へとうつりかわりました。
草木は太陽に向かって伸びはじめました。
私たち人間もそのエネルギーの恩恵を受けながら
躊躇なく成長発展させていくことが
春の暮らし方(養生法)です。

今年の清明節(4/3)は中国で迎えました。
かねてより望んでいた緑茶をめぐる旅を
してまいりました。
碧螺春 洞庭湖東山
顧渚紫笋 顧渚山
安吉白茶 安吉
龍井茶 杭州
径山茶 径山



江南地域は、古来より
歴代の銘茶が生まれてきた地域です。
太湖の周りをぐるっと一周、
半月かけての旅となりました。
中国は緑茶が最も多く生産されています。
同じ緑茶といえども味わいが違います。

それは
風水や地形の関係
各茶山の生態系と特徴的な管理形態
そして
あらためて感じるのは中国緑茶というのは
お茶から創る工藝の世界。

あるものは艶のある扁平型に
あるものは巻貝のように
あるものは瓜の形のように
あるものは蘭の花のように。。。
各地で一斉に芽吹く新芽を
茶農はお茶の持つ特性を最大限に活かすだけでなく
美しい茶葉の形状にこだわり
個性豊かな外見に仕上げていきます。

そして
繊細ながら何層にもわたる豊かな風味を引き出していく。
中国茶は植物由来の
茶葉から創造される芸術の世界だと言えます。

かねてより中国茶はお茶のアートではないか?と
感じていたことが、現地の山々に行き
改めて確信に変わりました。
そして
日本茶道と中国茶道がつながる茶山も
見てまいりました。

日本以上に発展を遂げている中国で
旅の半分を茶山で過ごしたわけですが
各茶産地の風土や風水を感じ
自然と共生をする人々は
ありのままの自然への敬愛と
お茶へ直向きに向き合う茶農の姿に
中国茶の魅力に腑に落ちることばかりでした。



茶山を巡りながら踏青(とうせい)も体験し
清明節に各家庭でつくる青団子をいただき
行く先々の茶農家でご馳走になったお食事は美味しくて
毎日の山歩きの疲れもぐっすりと眠れる日々に
満たされた旅となりました。


中国は
繊細でダイナミック
個人主義的でありながら
楽観的で情愛に溢れている。
そう感じました。
茶禅草堂で長年学んでくれた
愛弟子も1人連れていったのですが
彼女の夢であった龍井村にも
連れて行くことができ、彼女の夢を
叶えることが出来ましたことも
嬉しいことでした。
これからもお茶で笑顔と愛が溢れる
繋がりが続いていきますことを
心から願っています。
近いうちに美味しい緑茶を皆さんと
ご一緒できたらと思っています。
緑茶会のご案内は
メールマガジンでご案内する予定です。




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