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執筆者の写真服部 貴子 (茶禅草堂認定講師)

続篇 「精舎茶会」へ行ってまいりました

茶禅草堂のブログにご訪問いただきありがごうとうございます。認定講師の服部と申します。


前回のブログに引き続き、「精舎茶会」の続編をご紹介させていただきます。



このお茶会はは、6月に開催された「精舎茶会 わくら葉の茶」と、今回開催された 「精舎茶会 枯れむぐらの茶」の2部構成となっていました。


盛夏に向かう時期の6月のお茶会と対照的に、冬至へ向かうこの時期のお茶会は、「黒」がベースカラーとなった落ち着いた設でした。どちらのお茶会も、「お茶会」という枠を超えた、いままで体験したことのないお茶会でした。


今回の茶席は2席


星窓茶道教室の目黒先生の茶席 「枯れむぐら」




岩咲先生の茶席 「涅槃」



「枯れむぐら」のお席では、禅寺での修行の流れを見立てて、おちゃのセレモニーはすすめられました。まず朝の修行は、「押し問答」ではじまりるそう。それの見立てで、「お題」が書かれた小さな巻物を一人ずついただきます。それから、修行の合間にいただく食事にみたてた、数々のおいしいお菓子達。そして、眠気をさますためのお濃い茶、お薄茶などなど。




「涅槃」のお席では、心の平静をとりもどす、癒しのお茶でした。

時を経て熟した貴重なおちゃを堪能した後は、さらに、この時期にいただくとよい、体の良いものをお茶に加えて、ふるまってくださいました。そして、お菓子も、温かく、フルーティーなお菓子。



時折、炉の炭が、ぱちぱちと小さく弾けるのが聞こえるのも、なんとも懐かしいかんじがします。先生の美しいお手前を眺めながら、美味しいお茶をいただきながら、リラックスしながら、背筋をのばしながら、とても気持ちの良い時間でした。私たちもほんのひととき、ほんの少しは涅槃の境地に近づく事ができたのでしょうか。




お茶会は、夜の部もあり、その時の「涅槃」の茶席の雰囲気も、また「黒」が「漆黒」に深まったようで、さらに浄化されそうな雰囲気です。


また来年も、「精舎茶会」のシリーズを開催していただけます事を心より願っております。


どうもありがとうございました。



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