いつも茶禅草堂ブログにご訪問くださりありがとうございます。
認定講師の吉井です
心が落ち着かないそんな時
皆さんは何をしますか?
実際には何をしていても
落ち着かないというのが実情かもしれません
メディテーション(瞑想)を行う方もいらっしゃるかもしれません
静かに目を閉じ
頭の中を空っぽにする
とか…
私も過去に何度か、座禅をさせていただいた事があるのですが
これが、頭を空っぽにするどころか
次から次へといろんな想いがよぎりはじめ
それを打ち消すためにまた思考し…
果てには
今度お坊様が回ってこられたら
警策(きょうさく)でたたいて頂こうなどと考える有様で
集中どころか、もう、散々です(笑)
座禅が行えるようになるには、まだまだ修行が足りないというところでしょうか?
ただ座るだけでは中々「空」の境地(頭をからっぽ)には行きつかないです
では、どうするか?
手足を動かすと良いそうですよ
よくお坊様が作務といわれる作業(お掃除とかお料理など)を通して
修行されるとお聞きいたしますが
一心に目の前の汚れに集中する
お掃除してる時って意外とそのことに集中していませんか?
そして、綺麗になった時、
目の前だけでなく、頭の中もすっきりするような
すがすがしさを感じませんか?
大切な人へおいしいお料理を届けたい
そう思って調理しているときは目の前の事に集中していませんか?
これが「禅(定)」だそうですよ
座ってないなくても、むしろ座っていないほうが
心が集中し安定するようです。
ヨガをされている方はなんとなく体感されているのではないでしょうか?
これはメディテーション(瞑想)というよりは
マインドフルネスに近いかもしれません
閑話休題
私がお茶をお稽古させていただく大きな理由のひとつが
お茶を淹れているときが、まさに上記のような状態になれるからです
目の前のお茶に心をよせる
お茶が放つ香りを堪能し
どのように淹れるか考える
お湯のかげんは…
見えない茶壷の中の葉のひらき具合は…
お茶を淹れているときはその一点に集中しています
すると、意外なことに
頭の中は空っぽになり心が安定しているように思います
このような心地で淹れられたときは
本当においしいお茶が入るような気がいたします。
が、しかし
残念ながらいつもこのようなお茶が淹れられるわけではなく…
だからこそ、
何度も何度も淹れ続け
学び続ける
…ということを忘れないでいいたいと
こんな時だからこそ
より強く想うのです
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次回は9月開講の秋講座のご案内を予定しております。
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